全オランダが賞賛。ハーフナーがあの元J監督とのコンビで絶好調 (4ページ目)

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO

 ただ、このPK失敗をのぞけばヘラクレス戦のハーフナーはすばらしいプレーを披露していた。『アルへメーン・ダッハブラット』紙はハーフナーのPK失敗に記事の大部分を割きながらも、「この長身ストライカーは非常にいいプレーをしていた。ボールをしっかりとキープし、デュエル(※)にも強く、これまでもデン・ハーグにとってそうだったように、(28分に)彼の決めたゴールは黄金の価値があった」と称えることも忘れなかった。ハーフナーがエールディビジを代表するストライカーであることに変わりはないのである。

※デュエル=duel/フランス語で「決闘」「ふたりの戦い」の意。

 このような好調ぶりならば、ハーフナーの去就にオランダメディアの注目が集まるのは当然のことである。オランダの報道の一部を紹介する。

「デュプランは『マイクがチームを去る可能性があることは、我々の頭の片隅に置いてある。彼は昨季、すばらしい活躍をし、多くのゴールを奪った。その事実から、我々は恐らく今後、マイク抜きで戦うこともあり得ることを考慮しないといけない』と言う」(8月27日付『アルへメーン・ダッハブラット』紙)

 ハーフナーには、ドイツや中国などから関心が寄せられていると、オランダでは報じられた。ヘラクレス戦後、ハーフナー自身は移籍についてこう語っている。

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