全オランダが賞賛。ハーフナーが
あの元J監督とのコンビで絶好調

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO

 昨季同様、デン・ハーグは今季も4-3-3のフォーメーションを採用している。だが、夏の準備期間からペトロビッチ監督が取り組んでいたのは、左ウイングだったデュプランをトップ下にコンバートし、中盤にクリエイティビティを創ることだった。昨季はサイドからデュプランがクロスを入れ、ハーフナーがゴールを決めるという"ホットライン"を築いていたのだが、今季はストライカーとトップ下という関係でそれを引き継いでいる。

 今季、周囲で頻繁に聞かれるのは、「昨季と比べてデン・ハーグのサッカーが非常に面白くなった」ということ。そして、「相手DFにとってハーフナーが脅威になっているため、デュプランにスペースを作ることができている」ということだ。

 今季のデン・ハーグのシステムが機能しているのは、ハーフナーのコメントからも伝わってくる。

「新加入のMFトム・トリブルは、中盤でかなりつぶす選手。エールディビジのなかで3番目にボールを奪っているので、彼の存在も大きいです。エドゥー(・デュプラン)がトップ下でやっていて、そこでゲームを作ったり、あとは若い力が左(FWヘルファネ・カスタネール)で躍動しているし、選手の経験もある。いろいろ重なっていいチームだなと思います」

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