ヘーレンフェーン移籍は夢への第一歩。小林祐希が語る大いなる野心 (5ページ目)

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO

「そうです。頭では考えず、直感で、思ったほうにそのまま行くのが自分のスタイル。小さいころから、自分の道は自分で選んできた。それに間違いはひとつもなかったと思っているので、この選択は絶対に正解だし、正解にしてやる。『あのとき、ヘーレンフェーンに行った小林祐希は正解だったね』と、絶対に言わせてやろうと思っている。野心だけはあります」

 言ったら、笑われる――。そんな夢のひとつが、チャンピオンズリーグだ。

「できることなら、俺はこのチームをチャンピオンズリーグに連れて行って、一緒に出たい。オランダ人が聞いたら、『ヘーレンフェーンがチャンピオンズリーグに出るなんて』と笑うかもしれないけれど、俺は本気で信じている。俺は本気で、このチームでチャンピオンズリーグに行きたい。世界各国のチャンピオンたちと互角に戦いたい。

 誰に笑われようが関係ない。何年かかろうが、やり続ける覚悟がなかったら、ここに来ていない。試合に出る、出られないというのはあるかもしれないし、厳しい状況もあるかもしれないけれど、目標は常にそこに置いて毎日をやっていきたい。

 俺は負けず嫌いなんで、絶対にめげない。ジュビロをああいう形で出て行って、何もせずに日本に帰るようなことは絶対にしたくない。世界で戦える男になって、日本代表でワールドカップに優勝する。いろんな夢が追い風に乗ってきた。このクラブでまず、結果を出したいです」

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