サッカー欧州クラブ収益ランク。
1位はレアル、2位〜20位は?

  • 井川洋一●文 text by Igawa Yoichi photo by Getty Images

 現地報道によると、マンチェスターの2クラブの新監督、ジョゼ・モウリーニョとジョゼップ・グアルディオラにはそれぞれ、新戦力の補強費として2億ポンド(約264億円)が用意されていたとされる。

 マンUはフットボール界随一と言われるビジネスモデルを誇り、マンCにはアブダビの王族のバックアップがある。それに加えて今季から大幅に増加される放映権料を見越して、希望する新戦力をほぼ望み通りに迎え入れているのだ。

 かたや、上記ふたつのランキングでトップ2となったレアル・マドリードとバルサは今後、その座を脅かされることになりそうだ。これまで、リーガの放映権料は世界的な人気を誇るこの2クラブが全体の半分を得ていたが、今季から分配方法が変わり、プレミアリーグと同じように約半分は全クラブで均等に、残りは成績などによって分配率が変わるものになる。この平等な分配法により、2強の放映権料が減ることは間違いなく、全体の収益にも影響が出るはずだ。

 来年の『マネーリーグ』と『フォーブス』のリストでは、順位の大きな変動があるかもしれない。

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