サッカー欧州クラブ収益ランク。
1位はレアル、2位〜20位は?

  • 井川洋一●文 text by Igawa Yoichi photo by Getty Images

 以下、アーセナル、チェルシー、リバプール、ユベントス、ドルトムント、トッテナム、シャルケ、ミラン、アトレティコ・マドリード、ローマ、ニューカッスル、エバートン、インテル、ウェストハムがトップ20を形成する。ちなみに、これら20クラブの1日あたりの収益の総額は1820万ユーロ(現在のレートで約20億円)となるそうだ。

 一方、アメリカの経済誌『フォーブス』は各クラブの価値を金額で表したリストを発表しており、それによると1位のレアル・マドリードの評価額は36億4500万ドル(現在のレートで約3645億円)。2位のバルセロナ(35億4900万ドル)、3位のマンU(33億1700万ドル)までは『マネーリーグ』と同じ順位だが、4位からはバイエルン、アーセナル、マンC、チェルシー、リバプール、ユベントス、トッテナムが続き、『マネーリーグ』で5位のパリSGは13位と評価されている。リーグの格と人気、放映権収入が、ほかと比べて低く見積もられていることがその理由のようだ。

 どちらのランキングでもプレミア勢の多さが目を引くが、彼らは今季からさらに多くの放映権料を手にすることになる。プレミアリーグは昨年2月、2016-17シーズンから3年間の国内向けの放映権を51億3600万ポンド(約6780億円)で売却した。海外向けのものを加えると総額で83億ポンド(約1兆円)となることが決定的とみられ、これにより今季から首位チームは1億4600万ポンド(約193億円)、最下位チームでも9700万ポンド(約128億円)のブロードキャスティング料を受け取ることになる。つまり、最下位のクラブでさえ、その収入だけで移籍金の最高額を賄える計算だ。

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