「プリマドンナはいらない」。名将・コンテが理想とするチームの作り方
――もはや代表の中軸とされるMFヴェラッティ(23歳)は別として、その他の若手で近い将来の代表を担うであろう選手は? あるいは、今回のユーロに名を連ねた23人に最も近かった若手は誰でしょう。
仮に今後も私が代表を率いるとしても、今回のメンバーの大半が残ることになるだろう。とにかく、ユーロ2016で招集した23人について後悔など微塵もない。確かにマルキージオとヴェラッティを欠いたのは残念だったが、代わりに入った選手たちは貴重な仕事を果たしてくれた。
将来のイタリア代表については新たな指揮官となったジャンピエロ・ヴェントゥーラに聞いてくれ。彼が確かな手腕を持つことは誰もが知るところだ。
キャリアを重ねていけば不思議なことも少なくはないとつくづく思う。今回、私の後任となるヴェントゥーラは、09年に私が去った後のバーリを率いているのだから。そして今回は代表。きっと何かの巡り合わせなんだろう。
バーリで、彼は私が築いた土台を生かす形で好成績を収めている。同じように代表でもいい結果を残せるよう願いたい。
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