2016.07.05

EUROで輝く「オヤジ選手」たち。衰え知らずでW杯にも登場か?

  • 井川洋一●文 text by Igawa Yoichi photo by Getty Images

■ギャレス・マコーリー(北アイルランド/36歳)

オウンゴールを献上してしまったが、チームを牽引したマコーリー 年齢を重ねても溌剌(はつらつ)としている選手のことを英語では”Evergreen”と表現するが、不思議と今大会に出場している緑色のチームにはベテランが多かった。

  緑をチームカラーにするアイルランドと北アイルランドには、35歳以上の選手が3人ずつ在籍している(今大会最多タイ)。両チームともグループステージで 奮闘し、決勝トーナメントに進出。ともにラウンド16で涙を飲んだが、熱いサポーターとともに清々しい戦いぶりで大会を盛り上げた。

 そのなかで唯一全試合に出場したのが、北アイルランドのマコーリーだ。グループ第2節のウクライナ戦では、191センチの長身を生かして豪快なヘディングで先制点を奪い、完璧なディフェンスを見せて無失点にも貢献。マン・オブ・ザ・マッチに選ばれている。

  しかし、ウェールズとのラウンド16では、ガレス・ベイルの鋭いクロスを止めようとしてオウンゴールを決めてしまい、それが試合唯一の得点となり敗北。不 運は重なり、試合後には無作為抽出でUEFAからドーピングテストの対象に指名され、チームをサポートし続けたファンに最後の挨拶ができなかった。

「残酷だよ。ルールだから仕方ないことだし、それを尊重するが、せめてサポーターに『ありがとう』と言わせてもらいたかった」と胸中を明かしている。
 
 彼らを含め、EURO 2016に参戦した35歳以上の選手は以下のとおり。大会を盛り上げたオヤジたちに敬意を表したい。