ついにマンU監督就任。モウリーニョが真っ先に切る選手は誰だ? (4ページ目)

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi  photo by AFLO

 逆に戦力外となりそうな有力候補が、スペイン代表のファン・マタだろう。そもそも、マタはモウリーニョの志向に合わないことが理由で、チェルシーからマンUに移籍した過去がある。ウィリアン、あるいは他のサイドアタッカーの獲得が実現すれば、おそらくマタの居場所はなくなるだろう。

 さらに注目されるのは、ファン・ハールのもとで活躍の場を与えられていたオランダ人選手の去就だ。

 これまでもファン・ハールは同郷のオランダ人選手を積極的に起用し、自らがクラブを去った後にはオランダ人選手の居場所がなくなってしまうケースがあるが、現在のマンUで言えば、DFデイリー・ブリンドとFWメンフィス・デパイがそれに当たる。

 また、常に目の前の勝利を求めるモウリーニョが就任したことで、ファン・ハール時代と違って若手の活躍の場が激減することも予想される。

 20歳のFWアントニー・マルシャルについては代理人がモウリーニョと同じジョルジュ・メンデスゆえに問題はないと見られるが、ドルトムントにレンタルで出されていた21歳のFWアドナン・ヤヌザイの戦力外通告が現実味を帯びてくる。それだけでなく、今シーズンに台頭した18歳のFWマーカス・ラッシュフォードや、23歳のMFジェシー・リンガードでさえも、他クラブにレンタルで出されてしまう可能性さえある。

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