主役はメッシではなくスアレス。バルサ優勝の今季リーガで起きたこと (5ページ目)

  • 山本孔一●文 text by Yamamoto Koichi photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 これにより2部降格が決まったヘタフェの監督フアン・スナイデルは「マルセリーノは満足しているだろう」と揶揄。同じく降格を決めたラージョ・バジェカーノ会長マルティン・プレサからは、「ヒホンで起きたのはサッカーの試合ではない。ビジャレアルにはこの結果を準備していた人物がいる」と批判されている。マルセリーノ本人は“疑惑”を否定したが、降格したチームからすればその言葉を信じることはできないだろう。

 とにもかくにもバルセロナの優勝、スポルティング・ヒホンの1部残留で今季のリーガの全日程は終了した。バルセロナの監督ルイス・エンリケがヒホンのユニホームを着てダブルピースの写真をSNSにアップし、地元のチームの残留を祝福している。その笑顔は、まるでバルセロナの優勝以上の喜びを感じているようだった。

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