2016.05.13

番記者に聞く。「なぜミランは今季もこんなにグダグダなのか」

  • 宮崎隆司●取材・構成 text by Miyazaki Takashi photo by Getty Images

――来季のミラン監督が誰になるのか、これが、現時点では重要になってきます。

 昨夏、ミラン首脳はまずアントニオ・コンテ(現イタリア代表監督、来季チェルシー監督)の獲得を図り、それが無理となると、続いてカルロ・アンチェロッティ(来季バイエルン監督)に復帰を依頼し、断られると今度はマウリツィオ・サッリ(現ナポリ監督)の獲得に動いている。最終的にこの話も成立を見ないとなったところで、最後にようやくミハイロヴィッチを招聘するに至った。

 コンテ、アンチェロッティ、サッリ。要するにサッカーを教えることのできる実力者ばかり。マッシミリアーノ・アッレグリを解任して以降、ミランが勝てなくなった理由がそこにあるからこそ、是が非でも本物の監督を必要としていた。それは来季も同じだ。

 したがって、5月初旬の時点で確率の高い順に、候補はビンチェンツォ・モンテッラ(現サンプドリア監督)、チェーザレ・プランデッリ(元イタリア代表監督)、ウナイ・エメリ(現セビージャ監督)、そしてマルコ・ジャンパオロ(現エンポリ監督)といった名前が挙がっている。

 ちなみに、アッレグリを「無能」として解任したミランだが、ユベントス監督としてセリエA連覇(クラブとしては5連覇)を成し遂げたアッレグリは、仮にレアルが今季CL準決勝で敗れていればジダンの後任になることがほぼ決まっていた。しかし、レアルは決勝へ勝ち進んだため、アッレグリの続投が決まっている。