フランクフルト長谷部誠が3連勝で降格圏脱出。香川相手に見せた執念 (4ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

 数字だけでいえばドルトムントが圧倒した。シュート数はフランクフルトの6に対しドルトムントは13。ボール支配率は24パーセント対76パーセント。先日のバイエルン対アトレティコ戦でも、バイエルンの支配率は7割を超えなかったから、どれだけボールを回されたかがわかる。フランクフルトで最もボールにタッチした選手はGKルカーシュ・フラデツキーだった。

 この勝利で勝ち点を36に伸ばし15位に浮上したフランクフルトは最終節、勝ち点1差で迫るブレーメンとアウェーで対戦する。前節は得点を挙げ、ドルトムント戦でもアシストを記録。チームを牽引する長谷部はこう締めくくった。

「最後の1試合、結果が出てからじゃないと本当に何も言えない。まだまだ全然気は抜けないですし、もちろんこの3連勝は大きいですけど、残り1週間をしっかりやりたいです」

 絶望の淵から這い上がったフランクフルトは、自力残留を決められるだろうか。

●海外サッカー記事一覧>

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る