「本田圭佑は頭が切れる」ブロッキ監督がミランの重要な切り札と明言 (3ページ目)

  • ステーファノ・メレガリ(『Forza Milan!』編集長)●文 text by Stefano Melegari   利根川 晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

 しかしこれは、シニシャ・ミハイロビッチと交代して新監督となったクリスティアン・ブロッキのせいでは決してない。彼はチームに落ち着きを取り戻そうと必死で模索し、会長の意向に沿ってシステムも変更している。フロジノーネ戦も失点シーン以外は、決して悪い出来ではなかった。

 先週のヴェローナ戦に比べれば、特に攻撃面では進歩が見られた。ボールポゼッションも66%に上昇し、先にも述べたようにゴール枠に飛んだシュートは19本だった。そのうちの9本は、今シーズン安定したセーブを見せているフロジノーネのGKフランチェスコ・バルディに防がれたものだ。

 クリスティアン・ブロッキは先週に引き続き本田をスタメンに起用した。ブロッキは試合前の会見で本田についてこう語っている。

「私が本田を構想外に考えているというのは、真実ではない。しかしまずは彼のテクニック、戦術、そしてメンタルを知る必要があった。彼は非常に頭がよく、彼のサッカーに対する考えや彼自身を知ることはとても喜ばしいことだった。たぶん彼は我々にとって重要な切り札となることだろう。

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