2016.04.15

香川真司ショック、恩師クロップのリバプールにELで大逆転負け

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

 このシーズン、ドルトムントは続く準決勝ではホームでの初戦でレアル・マドリードを4−1と押さえ込み(アウェーでの第2戦は0-2)、決勝進出を果たしている。マラガ戦はチームを勢いづける結果となった。

 絶望的な状況をひっくり返すという意味では、04~05シーズン、イスタンブールで行なわれたCL決勝、ミラン対リバプールの一戦も印象的だった。ミランが3−0で前半を折り返したものの、後半、リバプールは同点に追いついた。120分の激闘の末、試合はPKで決着。リバプールが見事に優勝を飾った。

 それと同じことがこの日のアンフィールドで起きた。クロップは3年前のドルトムントでの経験ではなく、"イスタンブールの奇跡"について触れた。

「あの試合を観ていたけれど、ハーフタイムの時点でリバプールが反撃するなんて思いもしなかった」

 この日のハーフタイム、クロップはもちろん選手にそんなことは言わなかった。

「選手たちには逆転は可能だと言った。ただ、それを実現するのは口で言うよりずっと難しい。選手は自分たちのポテンシャル、本当のポテンシャルを見せてくれた。完璧に幸せだ」