疲れている本田圭佑。ユーベ戦で不発に終わったミランの両翼
ユベントスの中でこの日最高の出来だったのはゴールを守るジャンルイジ・ブッフォンだった。すでに38歳だというのに、いまだ世界で三指に入るGKだとされるのも十分に納得できる活躍ぶりで、残念ながらミランのシュートをことごとく止めてしまった。
ユベントスがそのクオリティーの差を感じさせたのが、逆転を果たしてからの彼らのプレーだった。決勝ゴールはどちらかというとラッキーといえる類のものだったが、その後の彼らはミランにボールを渡さず、リードを最後まで守りきった。
正直に言うと、この試合では、期待していたミランの2人の選手の貢献度が足りなかったように感じられた。そう、両サイドのリカルド・ボナヴェントゥーラと本田圭佑だ。彼らはいつものようなファイトあるプレーができず、そのことがチーム全体に影響していた。
特に本田は同じサイドで直接対峙していたユベントスのDF、アレックス・サンドロを抜くことがほとんどできなかった。彼は明らかに疲れており、シニシャ・ミハイロビッチは早急に何らかの手を打つべきだろう。
2 / 4