「日本史上、最高の選手に」。吉田麻也が語る岡崎慎司のすごさ (4ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke  photo by AFLO

「強いねぇ。形が確立されているし、各々がやるべきことを理解している。やるべきこと、やれないことがハッキリしている。あとは、やっぱり試合を重ねて、勝ち点も積み重ねて、自信がかなりついているんだと思います。(動きに)迷いがない。逆にサウサンプトンは、『どっちに行くんだろう?』『どうするんだろう?』というのがあって、やっぱりそこの一瞬の判断でズレていくのかなと。レスターは、やるべきことを理解しているし、徹底されている。あと、ボランチのふたり(エンゴロ・カンテとダニー・ドリンクウォーター)がすごくいい」

 試合前日にトッテナム・ホットスパーがリバプールと引き分けたことから、2位との勝ち点差が「7」に広がった。残り試合は「6」。優勝への気運が高まっているのはサポーターも一緒で、試合終了間際の5分間は、スタジアム全体が総立ちで声援を送った。その声量も、今シーズンでもっとも大きかった。

「ミラクル・レスター」と世界中の話題をさらっている彼らだが、その奇跡は「優勝」という最高の形で、いよいよ結実しそうである。


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