2016.02.24

本田圭佑のドリブルと「予知能力」がミランの基礎になっている

  • ステーファノ・メレガリ(『Forza Milan!』編集長)●文 text by Stefano Melegari  利根川 晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

 前節ユベントスとの直接対決で首位を明け渡してしまったナポリは、今節ユベントスが引き分けたチャンスを逃すまいと、首位奪還を目指し必死で戦っていた。しかしミランは、先週のユベントスが対ナポリの戦略としてとったのと同様、コンパクトで堅い守備でナポリに対峙した。それでもナポリは実に19回もゴールに向けてシュートを放ったが、本当に危険だったシュートは片手でも数えられるほどだった。

 この試合で引き分けたことでミランは実に3年ぶりに、ナポリホームで勝ち点を得たことになる。最後に勝ち点をあげたのは2012年の11月、2-2で引き分けた試合だった。

 偉大なチームは偉大な守備から生まれるとも言われるが、実際この日のミランのディフェンスは完璧だった。アレッシオ・ロマニョーリを欠いていたにもかかわらず、ブラジル人のアレックスとコロンビア人のクリスティアン・サパタは無敵で、現在セリエAの得点王ゴンサロ・イグアインも彼らを越えることはできなかった。

 また、ナポリの中盤はおそらく現在リーグ最強であるが、ミランの中盤もそれに負けないほどの活躍を見せていた。特にキャプテン、リカルド・モントリーヴォはチームを率いるにふさわしいプレーを見せた。今季、彼がこれまでボールを取り戻した回数は236。なんとこれはヨーロッパ各国リーグの中でも最多の記録である。