先発復帰のハンブルガー酒井高徳が語る「記憶喪失」と上位陣いじめ

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

「自分たちではわかっているんですけど、どこかギアを緩めてしまう。監督もよく言うんですけど、『あの(ケルン戦やボルシアMG戦のような)試合が見せられるんだったら、なんでやらないんだ』というような試合になっちゃう。どこかで僕らがギアを落としてしまってるところがある。

 順位表を見ていると、『あと2回勝てば俺らも5~6位まで上がるじゃん』と思うんですけど、その1勝がこれだけしんどいというのは、やっぱりブンデスの難しさかなと思う。それだけ全部出し切らないと勝てない。うちはクオリティはあるけど、楽して勝てるチームじゃないんだよというのが、はっきりしたのかな、と。これをベースに次の試合に向けていければいいなと思います」 

 当たり前といえば当たり前のことに気づいたというこの2戦。残留争いから早めに脱出するためにも、転機となる試合となった。次節は2月19日、フランクフルトと対戦する。

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