香川真司を支える観客の「カガワコール」。難敵ポルトにまず先勝 (4ページ目)
逆にいえば、不調に見舞われていたことを証明するような言葉でもあった。
87分に香川が退くと、ゴールを決めたわけでもないのにスタンドからは香川コールが鳴り響いた。
「なんかうれしかったですね。別に今日は何もしているわけじゃないので。サポーターからの『シンジ頑張れよ』という(意味だという)受け取り方をしたいです。いろいろ報道が出たり、なかなか結果が出てなかった中で、サポーターのああいう声援を受けて、支えてもらっていると深く感じられた。それが今日はすごくうれしかったですね」
来週にはアウェーでのセカンドレグが待っている。ELの頂点への道のりはまだ遠く、モチベーションを保つのもなかなか難しい。それでも多くの試合があることで、指揮官はいくつものトライができるし、香川は試合の中で調子を取り戻していくことができる。収穫の多い一戦だった。
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