ドルトムント香川真司、年内最終戦を番狂わせで失った「疲れ」 (2ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

「徹底したポゼッションをもっと確実なものにしたいですし、もちろん疲れもあると思うし、精神的にも最後ということでちょっと難しさもあったんですけど、そういうところでも僕たちは強くならないといけない。そういう細かいところのツメ(の甘さ)というか、最後の一日であらためて経験したと思います」(香川)

 昨季は前半戦を17位で折り返したことを考えれば、新監督を迎えたばかりで2位という順位は悪いとはいえない。だが、ドルトムントはやはりバイエルンを追いつめる一番手でなくてはならないチーム。バイエルンとの勝ち点差8については、香川も「ちょっと離れすぎて首位争いは考えられない。今は自分たちのことを考えないと」と、語っている。

 一方、下を見ても3位ヘルタとの勝ち点差は9もあり(19日時点)、順位争いという意味では面白みを欠いている現実がある。ドルトムントは3日前にドイツ杯で8強に進出しており、ひと息ついて集中が切れてしまったようでもある。

「最後は勝って終わりたかったです、どんな形であれ。そういう意味ではすごく悔しい終わり方ですね」

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