「ミランに残りたい」と明言も、また本田圭佑は出場わずか10分 (3ページ目)

  • ステーファノ・メレガリ(『Forza Milan!』編集長)●文 text by Stefano Melegari  利根川 晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

 ユベントス相手にプレーすることは誰にとっても簡単なことではない。どんな試合が自分たちを待ち構えているかはわかっていた。だからこそ我々は彼らを阻止して、早いリスタートからカウンターを狙ったのだが、プレッシャーをかけることにおいては彼らの方が一枚上手で、結局このような結果となってしまった」
 
 得点力不足の解決法として、しばらく前から、ミランのシステムが4-3-3から4-4-2に変更されるのではないかと言われている。かつての黄金時代のミランがとっていたシステムだ。この場合、最近好調のチェルチを中盤に下げることになる。早ければ次のサンプドリア戦からこのシステムが起用されるかもしれない。

 さて我らが本田圭佑だが、残念ながらまたも最後の数分だけをプレーするのみだった。本田はタイムアップ10分前にピッチに入ったが、試合の流れを変えることはできなかった。

 本田に関しては「この1月に移籍を望んでいる」「すでにガッリアーニに移籍を申し入れた」などという噂があちこちで聞かれる。いったいどうなっているのか気を揉んでいる読者も多いだろう。しかしユベントス戦の数日前、日本代表戦から戻ってきた本田がついに自らの口で自分の考えを述べた。


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