Ｗ杯予選未勝利のアルゼンチン。「天の恵み」もブラジルにドロー (4ページ目)

　アルゼンチンは終了間際にも攻勢の時間を作るが、結局スーペルクラシコは１－１で終了した。最悪のシナリオだった敗戦は避けられたものの、そうなると欲が出るのは人情。現地では「あれだけ攻めて、なぜ勝てない」という不満が噴出している。

　なにしろ予選３試合を消化して未だに勝利がない。順位は10カ国中の９位だ。早くも監督交代の声が聞かれる中、「この試合で示した代表の力は、今後を明るくした。３試合で勝ち点２という事実から目を背けることはできないが、このレベルを保っていけば、勝ち点を多く獲得することができる」と、マルティーノ監督は“痛い引き分け”から得たものがあることを強調した。