ケルンで先発復帰の長澤和輝。「試合に出られなくても迷いはなかった」

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

――気持ちの持ち方に難しさは?

「どちらかといえばドイツに来てから試合に出てないときの方が長い。そういう意味では、試合に出ることをイメージして、今できることは何かと思いながらやるしかないと思っています。だから、気持ち的な難しさとか、迷いはないです」

――サイドや中央の攻撃的MFで起用されます。どんなプレーを心がけていますか。

「前目のポジションなので、もちろん得点もありますけど、点に絡むアシストだったりチャンスメイクだったり。それだけじゃなくて、守備のところでアグレッシブに取りにいけるか、粘り強く頑張れるかはチームとしても重要なポイントだと思うので。みんなが頑張って戦うというのがチームの持ち味でもあると思うので、そういうところは意識しています」

――あらためて振り返りたいのですが、大学時代、ケルンより先にJリーグのチームから入団の話があったんですよね。

「Jのほうが遥かに先にありました。大学リーグはJリーグのスカウトに見て頂く機会が多いですし、大学2、3年でJのキャンプに行かせてもらって、オファーも頂いていたんです。最後にFCケルンから練習参加と、その後にオファーを頂いた。それでチャレンジしたいなという気持ちになりました」

――どのプレーを見てケルンからオファーが来たのですか。

「聞いた話だと、大学選抜がドイツ遠征に来たときにスカウトが見に来ていたみたいです」

3 / 6

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る