ブンデス1000勝。大迫勇也が漏らした「バイエルンが強い理由」 (4ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

「点の取られ方もスカッとはしなかった。ドイツ人がどう捉えてるかはわからないですけど、最初から“ない”試合のような感じでした」

 あくまで一般論だが、ドイツ人にとってバイエルンは憧れであり、尊敬の対象であり、強くて当たり前のチームだ。大前提としてそんな認識があるからこそ、ここまで腰が引けてしまう。ただ、そう言い切っていいのかどうかという思いから「ドイツ人がどう捉えているかはわからない」と表現したのだろう。

 この日のケルンは守備的に戦っても4-0の完敗。普通に戦って負けたほうがまだ悔いは少ないのではないかと思ってしまうような戦いぶりだった。今季のバイエルンは確かに強い。だが、ライバルたちの腰の引け方がそれを増長させる一因にもなっている。

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