ロベカル、ルシオ、日本出身選手も。インドSリーグがすごい!

  • 栗原正夫●文 text by Kurihara Masao

 ISLは8チームによる約3カ月の短期リーグで、週末に試合がまとまっているわけではなく、ほぼ毎日、1日1試合のペースで行なわれる。12月6日までにリーグ戦の全56試合が行なわれ、その後上位4チームでのプレーオフで優勝チームが決まる。スケジュールはかなりタイトだ。

「あまり意識してなかったですが、実際やってみるとハードですね。(インドの国土は日本の約9倍。直行便がない都市もあり)移動に7時間ほどかかったときもありました。もちろん、条件はみんな一緒ですが、あちこちに疲れが出ているのは事実です」

 インドの人気スポーツといえば一番はクリケット。最新のFIFAランクでも167位に沈んでいるなど、サッカー人気は決して高くなく、和泉がこれまで所属していたIリーグがメディアで取り上げられることは稀だった。しかし、ISLはすべての試合が19時キックオフで、インド国内では毎日ゴールデンタイムに生中継があり、露出の機会は比べようもないと話す。

 これまでプレーしていたIリーグとの違いを、和泉はこう語る。

「サッカーのレベルについて言えば、まず個々のクオリティが違います。ISLは外国人選手が(同時に)6人までプレーできるので、ほとんどがインド人で構成されているIリーグとの差は大きいです。試合の色は少し違っていて、ISLの方がベテランが多い分、テンポはゆったりしていて、フィジカル面やアグレッシブさという面ではIリーグの方があると思います。

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