本田圭佑はターンオーバーで欠場。ミラニスタの怒りの矛先は? (2ページ目)

  • ステーファノ・メレガリ(『Forza Milan!』編集長)●文 text by Stefano Melegari  利根川 晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

 バロテッリ、ルイス・アドリアーノの2トップの後ろに、今シーズン初めて、本田圭佑の姿がなかった。代わりに入ったのがボナベントゥーラ。しかしこれはミハイロビッチが本田よりボナベントゥーラを高く評価しての采配というより、単なるターンオーバーであると思う。もしこのジェノア戦でプレーすれば本田は8日間で3試合をプレーすることになってしまうからだ。

 それにしてもここ2戦連続していた勝ち試合のようなプレーは、この日の前半ではまったく見られなかった。先週の水曜日、ミランはウディネで前半はほぼ完璧なプレーをし、3点をあげたが、この日の前半のミランはそれとはまるで別ものだった。一体どうして数日でこんなにも変わってしまったのか、理解に苦しむ。

 ただし後半は、ひとり少ない10人であったにもかかわらず、ゲームを支配しゴールチャンスもいくつかあった。

 試合後、ミハイロビッチは「最初の45分のフォーメーションを誤った」と率直かつ明確に試合を分析した。

 MFアンドレア・ベルトラッチはこの夏の大型補強でミラン入りした一人だ。怪我で1ヵ月チームを離脱したあと、この古巣のジェノア戦で復帰を果たしたが、彼はこの試合をこう振り返っている。

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