レアルとバルサ、2強を苦しめる「FIFAウイルス」の猛威 (4ページ目)

  • 山本美智子●取材・文 text by Yamamoto Michiko photo by Rafa Hueruta

 レアルほどの厚い選手層はないバルサは、ルイス・エンリケ監督が4節のレバンテ戦のように、20歳のサンドロ、ムニルら若手を先発で起用するなどして「FIFAウイルス」を防ごうとしている。つまり、このウイルスの感染度をいかに低くするかが、バルサにとってもレアルにとっても喫緊(きっきん)の課題になっているのだ。
 
 リーガ・エスパニョーラは5節終了時点でレアル・マドリードが首位(勝ち点13。同じ勝ち点で2位にセルタ、3位にビジャレアル)。バルセロナは勝ち点差1で5位につけている(同じ勝ち点で4位にアトレティコ・マドリード)。

 レアルのベニテスとバルサのルイス・エンリケ、両監督の手腕が、今季の2強の勝敗の行方を決める重要なカギになるといえるだろう。

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