CL開幕。10シーズンぶりに日本人選手出場はゼロ

  • photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 33位タイと26位タイ。中間を取ればだいたい30位。チャンピオンズリーガーが4人いてもこの数字だ。日本と肩を並べるセネガル、ウェールズは、2014年ブラジルW杯本大会には出場していない。日本も、アジアの緩い出場枠がなければ、本大会に出場できたかどうか怪しい。そう考えるのが自然だ。

 ちなみに日本の4人という数は、11~12シーズンと並び、これまでの最大値。それが来季からゼロになる。時計の針が、10年前に逆戻りする。いや15年前というべきかもしれない。

 日本人初のチャンピオンズリーガーが誕生したのは14年前。01~02シーズンだ。

 小野伸二と稲本潤一。当時21歳だった日本代表選手2人が、このシーズンを前に、欧州へ旅立っていった。小野はフェイエノールト。稲本はアーセナル。両チームとも、前シーズンの国内リーグの成績は2位。CLの本選へストレートインする権利を持っていた。

 CLの前身、チャンピオンズカップには奥寺康彦さんが1FCケルン時代に出場していた(78~79)。しかし92~93シーズン、チャンピオンズリーグに改称されてからはゼロ。日本人には遠い存在だった。

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