どうなる長友佑都の去就。インテル契約延長の可能性も急浮上 (3ページ目)

  • マッテオ・ブレーガ●文 text by Matteo Brega 利根川晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

 また、サイドバックの強化も狙っており、左だったらコエントラン(レアル・マドリード)、グラム(ナポリ)、アレックス・テレス(ガラタサライ)、右ならばベローナのサーラである。またメルカート終了直前に値段が安くなれば、イカルディの控えが務められるFWも狙っている。

 インテルはここまでにすでに5人の選手を獲得しているが、マンチーニを完全に満足させるにはあと5人、できれば6人の選手が必要というわけだ。ただしFIFAのファイナンシャル・フェアプレーの規則も無視することはできない。収支のバランスをうまくとって選手を揃えるまでが、エリック・トヒル(会長)の仕事だ。

 もちろんメルカートが閉まってしまえばマンチーニは手持ちの駒で、結果を出していかなければならない。うまくいかなかった場合は、責任は全て彼が負うことになる。そのためにも彼は今、全力で自分のサッカーに合ったチームを作ろうとしている。その中に長友佑都の名前があるかどうかは、9月1日にならなければわからないだろう。


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