どうなる長友佑都の去就。インテル契約延長の可能性も急浮上 (2ページ目)

  • マッテオ・ブレーガ●文 text by Matteo Brega 利根川晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

 カルチョメルカートが閉まるまで1週間を切ったというのに、まだ長友の将来は決まっていない。それでも動揺することなく、黙々と新シーズンにむけて準備を続けられるのは長友のすごいところだ。ここまで来ると残留という言葉も浮かんでくる。もしメルカート終了まで行き先が決まらず、長友の調子が良ければロベルト・マンチーニは長友をもっと使っていくだろう。そこで監督を納得させることができれば、2018年までの契約延長についての話し合いがこの9月に設けられるという可能性もある。

 しかし、実は長友の未来と同じように先行きが不透明なのが、インテルの今後だ。マンチーニは開幕のアタランタ戦で勝利したことにはまず満足しているが、いまだ自分の望むチームを作り上げられないのが現状だ。まだまだチームの核となる選手を獲得する必要があると考えている。

 現在インテルが敷いている布陣は4-3-1-2。エルナネスかブロゾヴィッチがトップ下を務めているが、マンチーニはこれを4-2-3-1か4-3-3に変えたいと思っている。そのためには強力な前線の選手が必要不可欠だ。その第一候補がヴォルフスブルクのペリシッチ、PSGのラベッシ、トッテナムのラメラだ。メルカート終了までに彼らのうちの少なくとも2人、それに加えて中盤にフェリペ・メロをマンチーニは強く望んでいる。

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