2試合連続ゴールの香川真司。大量得点にも「納得いかない」

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

「特に前半、相手もハードに来て、当たりもすごく激しかったですし、ああいうスピード感に慣れるのに時間がかかりました。(相手は)引いてくると思っていましたし、取ったら蹴ってくる、ノルウェーのようなイメージがあったので、こういう試合はなかなか難しかったと思います」

 特に前半終了間際と、後半立ち上がりから先制するまでの10分程度は、カウンターからチャンスを作られて苦しんだ。だがそこを乗り越えて先制点が入ると、相手の気勢は削がれた。後半だけで4得点、終わってみれば快勝だった。

 香川がゴールを決めたのは84分でこの日の3点目。ホフマンからのマイナスのパスをペナルティアークあたりで受けると、相手の寄せを巧みなタッチでかわしつつ、GKの動きを見据えて流し込んだ。逆をとられたGKは一歩も動けない見事な"外し"だった。

「全てが良かった。良いところにボールを置いて、相手を見ながらシュートを決められたのでイメージ通りだと思います。良いゴールだったからこそすごく嬉しかったですし、ああいうのをもっと増やしていきたいと思います」

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