長谷川アーリアジャスールがサラゴサのトップ下で開幕へ (3ページ目)

  • 川森睦朗●文、写真text&photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 スペイン語は、スペインに来る前、セレッソ大阪でコーチだった堀口龍佑氏(現FC TIAMO枚方監督)に何度かレッスンを受けたそうで、試合中でも選手同士で指示を出し合うなど「ピッチの中での言葉に関してはレッスンを受けたことでかなり助かっています」と言う。

 だがプレイでの「コミュニケーション」はまだ足りていない場面も見受けられた。「しっかり『自分は動いているよ』と伝えないと、たぶんここじゃ(パスが)出てこない。キレてもいいくらい、『俺はここでほしいんだ』って要求しないといけないのかと思います」と、試合後の長谷川。チームメイトとのプレイの摺り合わせにはまだ改善の余地が残されている。

 一方で長谷川は「プレシーズンマッチなので、公式戦になったらまた相手の動きも違ってくると思いますが、1部のチームを相手にこういった内容の試合ができたことはチームとしても、自分としても自信に繋がる」と、収穫も手にしている。

 今週末、アウェーの対ミランデス戦で、42節に及ぶセグンダAが開幕する。プレシーズンで掴んだ自信を、長谷川はどういう形でプレイに昇華させていくのだろうか。

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