長谷川アーリアジャスールがサラゴサのトップ下で開幕へ (2ページ目)

  • 川森睦朗●文、写真text&photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 長谷川はここまで、プレシーズンマッチ初戦となったエブロ戦と、関係書類の整理のため日本に戻っていた8月13日のオサスナ戦を除き、先発、交代出場含めて4試合でプレイしてきた。セレッソ大阪やFC東京時代、ポポビッチ監督のもとでプレイしていたため、「やり方は(前のチームを指揮していた時と)そんなに変わっていないので、僕もすんなり入れました」と言う。

 5試合目、そして2度目のフル出場となったソシエダ戦でも、監督に指示されたトップ下のポジションを保ちながら、左右にも流れて終始ボールに絡み続けた。前半早々にシュートを放ち、41分、3点目のゴールの際には、アシストをしたペドロへの決定的なパスを通すなど、存在感のあるプレイを披露した。

 前半のうちに3点を先行したサラゴサは、後半になるとチーム全体の動きの量が落ちたためにソシエダに押し込まれる時間も増えたが、守備陣が粘り強く対応。そこからカウンターでさらに追加点を狙えるチャンスが何度もあった。長谷川にもゴール前、フリーでボールを呼びこめるシーンがあったが、シュートの1本手前、最後のパスのところで呼吸が合わなかったり、ボールホルダーが強引な突破を図ってパスが出てこなかったり。

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