長谷川アーリアジャスールがサラゴサのトップ下で開幕へ

  • 川森睦朗●文、写真text&photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 8月16日、長谷川アーリアジャスールが所属するサラゴサは、開幕前最後のプレシーズンマッチで1部所属のレアル・ソシエダと対戦した。結果は3対0でサラゴサが圧勝、長谷川もフル出場でチームの勝利に貢献した。

ソシエダ戦に先発フル出場した長谷川アーリアジャスール(サラゴサ)ソシエダ戦に先発フル出場した長谷川アーリアジャスール(サラゴサ) マドリードとバルセロナのほぼ中間に位置するアラゴン州の州都サラゴサをホームとするレアル・サラゴサ。日本では、前代表監督のハビエル・アギーレが渦中に巻き込まれた八百長疑惑問題でその名を知った方も多いかもしれない。レアル・サラゴサはこれまでリーガ優勝こそないものの、国王杯では6回優勝、欧州カップ戦でも2度タイトルを勝ち取るなど、スペインでも名門の一つに数えられるチームだ。

 ただ、近年は資金繰りに苦しみ、2011年にはスペインの倒産法に基づく法的整理を申請。債務整理をしながらのここ2シーズンは、セグンダA(2部)での戦いを強いられている。昨季はシーズン途中から指揮をとったランコ・ポポビッチ監督(前セレッソ大阪)のもと、1部昇格プレイオフ(2部から1部へは2位までが自動昇格。3~6位はトーナメント方式のプレイオフで残り1枠を争う)を最終ラウンドまで勝ち上がったものの、ラス・パルマスの前に1勝1敗、アウェーゴール数の差で惜しくも昇格を逃している。

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