早くも開幕。ドルトムント新監督から香川真司への指示

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

 そのユベントス戦、香川真司は「数日前に違和感があった」という右ひざを中心に、腿からふくらはぎまでテーピングをした状態でベンチスタート。1-0で折り返すと、後半開始から試合終了までプレイした。

 この日の基本的な布陣は4-2-3-1。ただしドルトムントはこのオフ、2戦目の対外試合となったフロンターレ戦ではロイスを中央に置いた4-3-3にもトライするなど、キャンプ中に複数の形を試している。先発はワントップにオーバメヤン、香川がプレイすると見られる2列目には右からカンプル、ロイス、ミキタリアンという組み合わせだ。香川がプレイした後半は、ホフマン、香川、ロイスと並んだ。このあたりの6人がそれぞれ複数ポジションをこなしながら先発を争うと見るのが妥当だろう。

 守備陣にも目を向けると、GKにはフライブルクから獲得したスイス代表のビュルキが先発起用されている。昨季から所属するドイツ代表バイデンフェラーと、オーストラリア代表のランゲラクにとって代わる存在となりそうだ。

 ボランチの先発は1860ミュンヘンから獲得したバイグルがギュンドアンと組んでプレイした。後半はベンダーと、レバークーゼンから入った注目選手、カストロが入っている。バイグルはベンダー、ギンターといった守備的な選手たちとポジションを争うことになりそうだ。

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