イタリアサッカー復権の戦いだったユベントスのCL決勝 (2ページ目)

  • 利根川晶子●文 text by Tonegawa Akiko photo by MUTSU KAWAMORI/MUTSUFOTOGRAFIA

 今後新たな買い手が現れて負債の一部を支払わない限りは、パルマは来シーズンから4部リーグでプレイしなければならない。かつてやはりパルマでプレイしたことのある中田英寿も「非常に残念」とコメントしている。

【第4位】ミランキラーのベラルディ

「毎試合がミラン戦だったならいいのに」

 そんな余裕な発言をしたのはサッスォーロのドメニコ・ベラルディ。とにかくミランはこの弱冠20歳のストライカーがどうも苦手である。昨シーズンはまさに本田圭佑のデビュー戦で大活躍。ミランが2点先取していたのに4ゴールを決め、結局4-3でサッスォーロが逆転勝利。この敗退でアッレグリ監督はミラン・ベンチを去ることとなってしまった。

 今シーズンもまたミラン相手にベラルディが大暴れ。なんとハットトリックを決め、対ミランの成績は2試合で7ゴールとなった。実はベラルディは幼い頃からインテルの大ファン。ミランキラーはそれ故か?

【第3位】ディ・ナターレ、バッジョの記録を超える

「トト」の愛称でサポーターから親しまれているウディネーゼのキャプテン、アントニオ・ディ・ナターレ。この38歳のベテランストライカーがシーズン末に偉業を成し遂げた。第34節のベローナ戦でセリエA通算206ゴール目をマークし、かのロベルト・バッジョの記録(205ゴール)を超えたのである。

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