3冠達成でもルイス・エンリケの発言に揺れるバルセロナ
欧州サッカー2014-15総括(9)~スペイン10大ニュース・後編~
メッシ、クリスティアーノ・ロナウドを始めとしたスーパースターが所属する欧州のトップクラブがある一方、資金はなくともアイデアと情熱で戦い、昔ほどではないが番狂わせを起こす侮れないチームがあるのがリーガの魅力。今シーズンも十分に楽しませてもらった。
チャンピオンズリーグを制したバルセロナ【第5位】グラナダ、奇跡の残留劇
モウリーニョに言わせれば「リーガはつまらない」とのことだが、下位のチームでも忘れることのできないドラマを見せてくれるのがリーガだ。今シーズンでいえば最終節に奇跡の残留を決めたグラナダがそうだった。
1シーズンに3人監督が代われば残留の可能性はないと言われているが、このアンダルシアのチームは残り1ヵ月で4人目の指揮官ホセ・ラモン・サンドバルが就任。「過去を見るな。今を見ろ。困難はあろうとも不可能なことはない」と発破をかけられたチームは、同監督のもとで残り4試合を3勝1引き分けと、まるで2強(バルセロナ、レアル・マドリード)のような結果を残してプリメーラ(1部)残留を決めた。その一方で、好調な滑り出しを見せながら、後半戦わずか勝ち点8のエイバルは涙を呑んだ。
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