2015.06.01

マラドーナも参戦。FIFA副会長ら逮捕で南米は大混乱

  • 三村高之●文、写真 text&photo by Mimura Takayuki

 長男のウンベルトはアルゼンチン協会の強化スタッフを務め、現在はU-20代表監督。今年行なわれた南米予選を首位で突破し、U-20W杯とリオ五輪出場を決めた(南米ではU-20と五輪の予選を兼ねている)。今年ニュージーランドで開催されるU-20W杯、そして来年の五輪で好成績を残せば、A代表監督の道も開けるだろう。

 次男のフリオ・リカルドは、2007年のコパ・スダメリカーナ(コパ・リベルタドーレスと並ぶ南米の国際大会)王者アルセナルの会長で、すでに協会内で確固たる地位を築いている。いずれも、将来の会長候補になりえる人物だ。

 これに対してマラドーナは、「俺はグロンドーナが、ブラッターのために票を買っていたことを知っている。FBIはそちらの捜査もしてほしい」と、今は亡き巨魁の暗部を暴くことを訴えている。アルゼンチン協会は、捜査に全面的に協力することを公式サイトで発表した

 脱グロンドーナの動きはこれだけではない。アルゼンチンはFIFA会長選挙で、ブラッター会長の対抗馬、アリ王子(ヨルダン)に投票することも公にした。南米連盟はこれまで、アベランジェ、ブラッターという主流派を結束して支援してきた。