CL準決勝でレアル敗退。モラタの決勝ゴール生んだ慢心の数々

  • 山本孔一●文 text by Yamamoto Koichi photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 パワーとスピードを備えたスペイン代表はサンティアゴ・ベルナベウでプレイしていた時、いくらいいパスを出してお膳立てしても、なかなかゴールを決めることのできないFWだった。だからこそ、どこかに「彼が得点をすることなんてない」という慢心があったのかもしれない。

 ともかく、バルセロナの待つベルリンの決勝に進出したのはユベントスだ。2年連続決勝進出を確信していたレアル・マドリードが今からできるのは、自分たちに引導を渡したモラタが決勝でバルセロナを破るゴールを決め、少しでも溜飲を下げることを期待することぐらいだろう。

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