2015.05.13

CLバイエルン敗退。強まるグアルディオラへの逆風

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

 この1ヵ月の間、ドイツ国内ではグラルディオラへの嫌悪感のようなものが広がっていた。空港でグアルディオラと医療スタッフが口論していたとか、途中交代させたFWミュラーがグアルディオラと言い争いになったといった話題がメディアをにぎわせた。敗戦(リーグ優勝は決めており、あまり勝敗にこだわる必要のない試合のものも含まれている)の責任追求は指揮官批判という形で表面化した。最近ではマンチェスター・シティへの移籍まで報じられている。バイエルンとは来季までの3年契約で、あまり現実的ではないのだが。

 そんな空気があった上でのCL敗退。さっそくキッカー誌はドイツ代表MFゲッツェの起用法に疑問を呈している。第1戦で活躍できず、4連敗の戦犯のように扱われることもあるゲッツェだが、キッカーはグアルディオラがMFチアゴを重用していることや、途中出場したゲッツェがわずかな時間しかプレイできなかったこと、そしてゲッツェが交代した相手がドイツ代表FWミュラーだったことが気に入らなかったようだ。

 リーグ優勝は果たしたものの、その後はあたかも空中分解したかのような白けたムードが漂うバイエルン。3冠を狙うと公言していただけに、どことなく後味の悪さが残るシーズン終盤となった。