香川真司待望のゴール。それでも重苦しいムードが漂う理由
「僕たちもこういう時はサイドで起点を作りたいんですけど、サイドで起点を作れなかったです。相手がガチガチ来て、中央もプレッシャーが激しかったので、ボールを落ち着かせるところが前半はなかなか見つからなかった。そういう中でミスからボールを失うことも多かった。そこは今日に限らず、全てにおいて課題になってくると思います」
3戦ぶりの勝利、約6ヵ月ぶりの得点。喜びに溢れているはずなのに、話せば話すほど香川の周囲に重苦しいムードが漂った。
この勝利で順位(10位)は変わらないものの上位との勝ち点差は少しつまった。最低でもヨーロッパリーグ(6位以内)、できればチャンピオンズリーグ(4位以内)の出場権を獲得したいドルトムント。チャンピオンズリーグで敗退したことにより、日程的に余裕が生まれたことは悪くなかったのかもしれない。そう思えるほど、チームは全開とはほど遠い状態にある。
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