誰がミランに必要か。インザーギと本田圭佑の正念場

  • ステーファノ・メレガリ(『Forza Milan!』編集長)●文 text by Stefano Melegari  利根川 晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

 もちろんミランの場合これからの試合は消化試合などではなく、毎試合が目標に向かっての真剣勝負だが、2015~2016のミランに残すべき選手はいったい誰で、いらない選手は誰なのかを知る時間でもある。

 さて最後になってしまったが、読者のみなさんはもちろん我らがケイスケ・ホンダがこんな状況の中どうしているかを知りたいだろう。土曜日のベローナ戦で本田圭佑は最後の25分だけプレイした。彼が入った時、ミランはリードしていてプレイも落ち着いていた。

 本田が最近なかなかスタメンには入れないのは、インザーギが戦術的な新たな突破口を見つけようとも模索しているからだが、彼についてインザーギはベローナ戦の前の記者会見でこう言っている。

「すでに本田は今シーズン6ゴールを決めているし、私が彼のことをどう評価しているかはみなさんも知っているだろう。この前の試合で本田はプレイをしなかった。そうしたら今週、彼は今まで以上に練習に頑張っていた。これはすべての選手が手本すべき素晴らしい振る舞いだ。彼は決して不平を言わず、自分で考え、走り、ひたすら練習している」

 インザーギにとっての正念場は、本田圭佑の正念場でもある。                                                                      

オフィシャル誌編集長のミラン便り>

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