本田圭佑はその闘志でミランを修復しようとしていた (3ページ目)

  • ステーファノ・メレガリ(『Forza Milan!』編集長)●文 text by Stefano Melegari
  • 利根川 晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

 5月31日の最終節まで、ミランは13回の決勝を戦う意気込みでピッチに入ってもらいたい。そして過去から受け継がれているこのチームの勝利のDNAを見せてほしい。これから3ヵ月、なりふり構わず必死で頑張り目標にたどり着くことができれば、それは来シーズン、より良いチームを作る上での重要な礎(いしずえ)となる。このプロジェクトを推し進めるのはかつてミランのシンボルでもあったインザーギであり、ピッチの中でも外でも皆が彼を支える必要がある。

 しかしもし今シーズンが良い終わり方をしなければ、ミランはまた頂点に返り咲くための新たな道を一から模索しなければならない。

 今週の土曜日はホームでのベローナ戦である。サンシーロ全体がチームと共にあるということを、我々ミラニスタはピッチの11人に感じさせる必要がある。

オフィシャル誌編集長のミラン便り>

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