ミラン番記者が語る「本田にブーイングを浴びせた集団の正体」

  • クリスティアーノ・ルイウ●取材・文 text by Cristiano Ruiu 宮崎隆司●翻訳 translation by Miyazaki Takashi

 ごく一部とはいえ、こうした声もある。

「現在のミランの“10番”が本田であるという事実。これこそがまさにミランが“並のクラブ”であることの証だ」

 もちろん、私はそのような見方に与(くみ)しない。今季開幕前、本田が7戦で6ゴールを挙げることを予想した者などひとりとしていなかった。しかし、本田はそれを成し遂げた。残り15節で再び輝きを放つ可能性は残されている。だからこそ、私は本田を信じ続ける。1プレーで劇的に流れを変えられるのがサッカーだ。ミランを長く見続けてきた者のひとりとして、「10番」の奮起に期待を寄せている。

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る