CLレアル戦に切り替えた内田篤人。「対面はロナウド」 (3ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by picture alliance/AFLO

「もう少しドリブルでつっかければ良かったかな。まあ、パスは基本的なことだけどもっと前(に欲しかった)」と、悔しがりながら手応えを感じていた。 

「今日はほんとに良く(パスが)出て来た。監督がボランチ、中盤の選手に『いつも(内田が)フリーで走っているから出せ』って結構、言ってるので。だから周りの選手もそれを意識し始めてくれている」

 収穫のあった敗戦。ただし、これは中盤でパスをつなぐフランクフルトが相手だったからできたとも言える。さらに言えば、18日に迫ったチャンピオンズリーグのレアル・マドリード戦で通用するとはとうてい思えない。内田も次戦については別の認識でいるようだ。

「対面がたぶん(クリスティアーノ・)ロナウドなので、状況によって止められる、止められないはあると思いますけど、まわりとうまく連係を取りながらプレイしたい。相手はロナウドだけじゃないので、連係しながら耐えられるかな、という感じです」

 内田はさらっとチャンピオンズリーグへと気持ちを切り替えたように見えた。

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