CLレアル戦に切り替えた内田篤人。「対面はロナウド」

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by picture alliance/AFLO

 フランクフルト対シャルケの一戦は1-0でフランクフルトの勝利に終わった。

 第15節のケルン戦(12月13日)以来、6戦ぶりに敗北を喫したシャルケ。前半はフランクフルトにポゼッションさせながらカウンターから攻め込んだ。だが、後半に形勢を逆転されてしまう。

 フランクフルトの長谷部誠が語る。

「シャルケにボールを持たされる感じというか、ボールを後ろでは持たせてもらえるけど、いざ相手のゾーンに入るとそこに厳しくきて、悪いボールの取られかたをしてカウンターを食らうという悪循環が前半は特にあったかなと思う。そういう意味ではとにかく我慢のゲームだったと思います」

 耐えた前半、そこからチャンスを狙った後半。長谷部はボランチの位置でバランスを取りながら、完封勝利に貢献した。

フランクフルト戦に先発フル出場した内田篤人フランクフルト戦に先発フル出場した内田篤人 内田篤人の感想もそれに近いものだった。

「前半、決めきれないと負けちゃいますからね。前半終わって良くない流れというか、自分を含め他の選手もチャンスがあった中で決めきれないと、どうしてもこうなっちゃいますね。よくある試合です」

 淡々としている中に、いら立ちも隠されていた。後半、雰囲気が変わったことや、押し込まれて守備的になったことに関しても認めた。

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