SNSをビジネスの中核に据えるビッグクラブ (4ページ目)

  • サイモン・クーパー●文 text by Simon Kuper
  • 森田浩之●訳 translation by Morita Hiroyuki

 フットボールは過度に商業化されてきた──ファンは20年前から、そんな不満を口にしている。だからといって、それほど多くのファンがフットボールを見捨てたという形跡はない。クラブの収入は増えつづけている。

 イングランドのフットボールリーグを1888年に創設したスコットランド人の服地商ウィリアム・マクレガーは、おそらくフットボールを「ビッグビジネス」と表現した最初の人物だろう。以来、この言葉はフットボール界について語るときの決まり文句のひとつになった。

 ソーシャルメディアの時代を迎えた今、フットボールはようやく本当の意味でビッグビジネスになれるのかもしれない。
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