ドルトムント最下位転落。「クロップ監督の責任は?」 (3ページ目)

  • 了戒美子●文 Ryokai Yoshiko
  • photo by Getty Images

 香川自身はといえば、少し復調しているようにも見える。以前に比べればトラップからターンといった一連の動作がスムーズであり、ディフェンダーの間で受けて抜け出そうとする場面もあった。とはいえ、それがまだゴールにもアシストにもつながっていないのが現実。アジアカップと同時期に行なわれるドルトムントの冬期合宿にフルで参加し、調子を取り戻すのはもちろん、周囲との連係も高めたいところである。1月をどう過ごすのかは、今後の話題になるだろう。

「私の責任」と、クロップは語る。だが、どういう責任があるのか、なかなか説明がつかないのが現状だ。次戦の相手、ホッフェンハイムは本来であれば格下のチームだが、今のドルトムントにとっては難敵。ミッドウィークに試合がないことが、せめてもの救いである。

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