ダービー前、本田圭佑が長友佑都と繰り広げた前哨戦 (3ページ目)

  • ステーファノ・メレガリ(『Forza Milan!』編集長)●文 text by Stefano Melegari
  • 利根川 晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

 ミランは試合を長い時間、ゲームを支配し先制もしたものの、すぐにインテルに同点ゴールを決められてしまった。インテルが自信を失いかけていた矢先の出来事だっただけに残念だ。ミランにとってはトップ集団に入れる貴重なチャンスをドブに捨てた感じだった。ただ試合内容を見る限り、引き分けという結果は妥当だったとは思う。

 この次の日曜日、ミランは引き続きホームで、ウディネーゼを迎え撃つ。ウディネーゼのストライカー、トト・ディ・ナターレはこの日曜日にセリエA200ゴールを達成。彼には何度もしてやられているのでミランは要注意だ。

 このウディネーゼ戦はインザーギの正念場ともなる大事な試合であり、ダービーで主役になるという夢が破れてしまった本田にとっても、新たな上昇を試みるチャンスになるはずだ。本田は強い。ここ5試合の沈黙を破って来週は必ず背番号10のゴールが見られはずだ。誰か私と一緒に賭けないか?


オフィシャル誌編集長のミラン便り>

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