ドルトムントCL3連勝。香川真司「本田から刺激」
香川自身にもゴールのチャンスはあった。25分にはMFロイスのスルーパスに抜け出したが、シュートはGK正面。66分にもMFミキタリアンからのラストパスを受けてシュートを放つがこれは枠を捉えられなかった。
「もうそろそろ結果を残さないといけないと思っていますし、得点に執着しなきゃと思います。本田(圭佑)君みたいに、もっともっと結果残していけるように。それには自分の思考をゴールに向けて行く必要があると思います」
本田の活躍に刺激を受けていることと同時に、ゴールへの強い欲求を口にした。ドルトムントへの復帰戦となった9月のフライブルク戦以降、7戦で無得点だけに、その思いは強い。
公式記録上、香川は3点目のアシストを記録している。ロイスへ出したパスを指すのだが、香川からのペナルティエリア前で横パスを受けたロイスはシュートフェイントで相手を惑わすとそのまま遠目から無回転シュート。これが見事にネットに突き刺さった。アシストというにはほど遠いラストパスに「あんなの、アシストって記事書かないで下さいよ!」
と、笑いを誘いながら意地をかいま見せた。
また、香川にはスタミナ不足という課題が残っている。この日は80分頃、左ふくらはぎをつって、そのまま交代した。以前の香川であれば考えられないことで、マンチェスター・ユナイテッド時代、いかに運動量が少なかったかを示している。足がつることが頻繁にあると言うが、そこは「自分自身のケアでどうにかなる」と、自らの努力で改善は可能なようだ。
全体的に、以前の香川にはまだほど遠い出来だと言える。それでも少しずつ前進しているようにも見える。早々に結果を求めたいところだが、しばらくはじっくりと見ていくしかなさそうだ。
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