降格圏脱出のニュルンベルク。清武弘嗣、「今年は運が良さそう」

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by GettyImages

 試合内容は別にして、この2試合で流れをつかんだニュルンベルクに対し、流れを手放したヘルタ。“流れ”について細貝は語った。

「(前節の)フランクフルト戦で勝てていたら、もちろん雰囲気は違ったと思う。逆にニュルンベルクは前節ホッフェンハイムに4-0で勝って、そういう流れが少なからずあったと思う。自分らは今年に入って勝ちがない。早く勝ちがほしいなとは思います」

 一方の清武は、勝てなかった時期との違いを聞くとこう答えた。

「なんとな~く、今は去年入らなかった点が入ってるというくらいだと思います。多分、今年は運があるんじゃないかなと思いますけど」

 勝ち星には恵まれなかったものの、ニュルンベルクのサッカーは昨年の終わりには改善傾向を見せていた。清武も長谷部も、そのことについては自信を持っていた。短期間のうちに流れを引き寄せたニュルンベルクは、降格圏を脱出した。その勢いをどこまで持続させることができるか、これからが正念場である。

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